Reg Macdonald, PhD
マネージングパートナー – Radiant Capital
北東アジアに焦点を当てたプライベートエクイティ投資運用グループRadiant Capitalのマネージングパートナー。同社は、北東アジアにおける複雑かつValue Driven型の投資機会をターゲットとしています。
Radiantにおいて、台湾南部の不動産業および資産保有会社として100年以上の歴史を持つ大手企業南和興産の歴史的な買収を共同主導。本件買収には、クロスボーダーの資金調達、交渉、ストラクチャリングが含まれる極めて複雑な経営支配権獲得案件であり、台湾南部における米国のプライベート・エクイティ投資としては過去最大規模となりました。2014年より、 南和興産およびその子会社のゼネラルマネージャー総経理兼取締役を務めています。
それ以前は、アジアの観光およびメディア分野に焦点を当てたUS$1億(日本円100億以上相当)のベンチャーキャピタルグループのシニアパートナーとして、ファンド組成、ディールストラクチャーの構築、および中国本土、香港、マカオにおける投資と業務の監督を担当していました。
以前はモルガン・スタンレー・ジャパンにてクロスボーダーM&Aチームの中核メンバーであり、台湾、中国、米国、欧州、南米を網羅する国際的なM&A案件を担当、平均取引規模はUS$10億(日本円1,000億以上相当)でした。
台湾において、モルガンスタンレーにて日産自動車と裕隆汽車(Nissan-Yulon)のクロスボーダーの株式交換、即ち日本、台湾、中国本土の合弁企業が関与する最大の産業再編に携わりました。技術部門では、 東芝によるDRAM資産を米国マイクロン社への売却や、NECの半導体製造機械部門の子会社再編などに参画。
ハーバード・ビジネス・スクールで新興市場投資に関するレギュラーゲストスピーカーで、ハーバード・ビジネス・スクールのケーススタディでも取り上げられています。以前は、北京の清華大学で客員教授として、インフラプロジェクトファイナンスの授業を担当し中国語で講義を行っていたほか、フランスのParistech(ENSTA)では欧州・アジア企業金融の講師を務めていました。 SNCラバリン社で東南アジアにおけるインフラプロジェクト(水力発電ダム)の設計エンジニアとしてキャリアをスタートさせました。
英語、日本語、中国語(北京語)、台湾語に堪能で、Emirati流アラビア語も取り扱います。東京大学(2000年)で工学博士号(インフラファイナンス)を取得し、スタンフォード大学(1997年)で工学マネジメントの修士号を取得しました。また、UBC(1995年)では土木工学の優等学位を取得しています。